週明け4日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続伸。終値は前営業日比2.10%高の22502.31ポイントだった。中国企業指数は3.10%高の7770.98ポイント。メインボードの売買代金は概算で1028億HKドル。
ハンセン指数は終日プラス圏で堅調に推移した。前週末の米株高が好感されたほか、米国に上場する中国企業の監査問題を巡り、中国証券当局が譲歩する姿勢を見せたことで、監査問題を巡る米中対立が緩和するとの見方から買いが広がった。また、中国の景況感悪化を受けて景気刺激策への期待も高まった。指数は序盤に上げ幅を縮める場面もあったものの、終値は3月1日以来、約1カ月ぶり高値だった。
ハンセン指数構成銘柄では、美団(
03690)やアリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)などネット株が買われて指数を押し上げた。碧桂園服務(
06098)や碧桂園(
02007)、中国海外発展(
00688)など本土不動産株も高い。3月の新車販売台数が前年同月比2.6倍だったBYD(
01211)は8%超上昇した。半面、バドワイザーAPAC(
01876)や中国蒙牛乳業(
02319)が売られた。
この他では、不動産管理子会社が香港上場を申請したと発表した万科企業(
02202)が11%超上昇した。ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は5.43%高の4769.99ポイントで、ビリビリ(
09626)や明源雲集団(
00909)、京東健康(
06618)などが10%超上昇した。