■センスタイム（00020）：2021年12月本決算をきょう発表する。ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想は売上高が47億8800万元、純損失が233億3700万元。

■シノペック（00386）：2021年12月本決算をきょう発表する。ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想は売上高が2兆6572億5500万元、純利益が720億200万元。

■中国人寿保険（02628）：2021年12月本決算は純利益が前年比1.3％増の509億2100万元と、ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想の559億9200万元を下回った。経常収益は2.5％増の8249億3000万元。

　25日の香港市場は神経質な展開か。ロシアによるウクライナ侵攻が長期化するなかで世界経済への不透明感が強まり、運用リスクを取りにくい状況が続く。日米欧の主要7カ国（G7）は24日に首脳会議を開き、ロシアへの追加の経済制裁を用意すると表明したが、具体案には言及しなかった。欧州連合（EU）はロシアからの原油輸入の禁止を見送り、24日のNY市場で原油先物相場が反落した。

　決算発表や業績見通しを手掛かりとする売買が引き続き中心となるだろう。きょうはハンセン指数構成銘柄のシノペック（00386）と美団（03690）が2021年12月本決算を発表する。

　24日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって反発した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は高安まちまち。国際金融銘柄のHSBC（00005）とAIAグループ（01299）が香港終値を上回った半面、大型ネット株のテンセント（00700）とアリババ集団（09988）が下回って終えた。

　香港証券取引所は24日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　当日の売買代金　190億4153万HKドル
　　　　　買い代金　90億749万HKドル
　　　　　売り代金　100億3404万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

                                  売買代金 買い代金

  1 ﾃﾝｾﾝﾄ（00700）                     2,522    1,264

  2 美団（03690）                      1,578      477

  3 薬明生物技術（02269）              1,357      939

  4 融創中国（01918）                    751      373

  5 ﾁｬｲﾅ･ﾓﾊﾞｲﾙ（00941）                  611      281

  6 CNOOC（00883）                       610      347

  7 快手科技（01024）                    527       60

  8 小鵬汽車（09868）                    421       21

  9 華潤ﾋﾞｰﾙ（00291）                    416      157

 10 小米集団（01810）                    390      129
   *金額単位は百万HKドル