週明け21日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前営業日比0.89%安の21221.34ポイントだった。中国企業指数は1.66%安の7244.48ポイント。メインボードの売買代金は概算で1490億3000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まった後、前場は前週末終値付近でもみ合い。バイデン米大統領と中国の習近平国家主席が18日にテレビ会議形式で協議し、同日のNY市場で中国企業の株価が上昇したことが好感された。半面、中国不動産開発大手の中国恒大集団(
03333)と上場子会社2社が朝方に株式取引を停止し、債務不安が改めて意識されたもよう。後場に入り、ハンセン指数はじりじりと下げ幅を広げた。アジア時間きょうのダウ平均先物が下落した上、中国本土市場での金融株の売りが香港市場にも波及した。セクター別では、不動産・建設や情報技術、必需消費財が下げ、公共事業と医療・ヘルスケアが上げた。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株のテンセント(
00700)と美団(
03690)、本土金融株の中国平安保険(
02318)と中国建設銀行(
00939)の下落が相場の重荷だった。本土不動産株の碧桂園(
02007)と碧桂園服務(
06098)、中国海外発展(
00688)も安い。前週末に高かった海底撈国際(
06862)は8%超下げた。半面、前週末に2021年12月本決算を発表した新奥能源(
02688)が急上昇した。医薬品関連の石薬集団(
01093)と薬明生物技術(
02269)は反発。香港不動産株の長江実業集団(
01113)、スポーツ用品の李寧(
02331)も買われた。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は1.53%安の4416.33ポイントと続落。万国数拠(
09698)、快手科技(
01024)、百度(
09888)の下げがきつい。一方、小鵬汽車(
09868)、ビリビリ(
09626)、SMIC(
00981)が上昇した。