18日の中国本土株式市場で上海総合指数は安く寄り付いた後、前日終値付近でもみ合う展開。前日まで続伸し、節目の3200ポイントを回復した後とあって、週末を前に利益確定売りが重荷。ウクライナ情勢を巡る米国と中国の対立が懸念される中、習近平氏とバイデン米大統領との電話協議を18日に控え、様子見気分も漂っている。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.05％安の3213.29ポイントで推移。セクター別では、バッテリー素材、太陽光・風力発電設備、バッテリーが安い。半面、石炭、石油が買われている。

上海総合指数
　始値：3207.15ポイント
　前日比：-7.89ポイント
　騰落率：-0.25％

上海B株指数
　始値：274.66ポイント
　前日比：-0.03ポイント
　騰落率：-0.01％

深セン成分指数
　始値：12222.22ポイント
　前日比：-67.75ポイント
　騰落率：-0.55％

深センB株指数
　始値：1043.98ポイント
　前日比：-0.27ポイント
　騰落率：-0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4218.47ポイント
　前日比：-19.23ポイント
　騰落率：-0.45％

　18日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日は大幅続伸して心理的節目の21000ポイントを上抜けただけに、反動による売りが出たもよう。中国での新型コロナウイルスの感染再拡大や、ウクライナ情勢を巡る米中対立への警戒感もくすぶる。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比1.78％安の21119.54ポイントで推移している。個別では、前日高かった大型ネット株のJDドットコム（09618）、アリババ集団（09988）、美団（03690）、テンセント（00700）がそろって下落。不動産株の龍湖集団（00960）、碧桂園服務（06098）も安い。半面、前日大引け後に2021年12月本決算を発表した長江実業集団（01113）、石油株のCNOOC（00883）とペトロチャイナ（00857）が買われている。