17日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は大幅に続伸。前場終値は前日比2.59％高の3252.96ポイントだった。深セン成分指数は3.73％高の12448.47ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8108億7700万元だった。

　上海総合指数は始値で心理的節目の3200ポイントを回復し、次第に上げ幅を広げた。前日開かれた国務院金融安定発展委員会が「市場に有利な政策を積極的に打ち出し、収縮させる政策の導入には慎重であるべきだ」と強調したことで、幅広いセクターで買いが先行。財政部の幹部が、今年は不動産税改革を試行する都市を拡大しない考えを示したと伝わり、関連銘柄が物色された。

　セクター別では、不動産と電子化学品、漢方薬、電池が軒並み高となっている。

　上海B株指数は2.41％高の276.56ポイント、深センB株指数は2.88％高の1047.60ポイントとともに続伸した。

上海総合指数
　引値：3252.96ポイント
　前日比：82.25ポイント
　騰落率：2.59％

上海B株指数
　引値：276.56ポイント
　前日比：6.51ポイント
　騰落率：2.41％

深セン成分指数
　引値：12448.47ポイント
　前日比：447.51ポイント
　騰落率：3.73％

深センB株指数
　引値：1047.60ポイント
　前日比：29.36ポイント
　騰落率：2.88％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：4288.68ポイント
　前日比：132.60ポイント
　騰落率：3.19％

　17日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まり、始値で心理的節目の3200ポイントを回復した。前日開かれた国務院金融安定発展委員会が「市場に有利な政策を積極的に打ち出し、収縮させる政策の導入には慎重であるべきだ」と強調したことで、買い安心感が広がった。財政部の幹部が、今年は不動産税改革を試行する都市を拡大しない考えを示したと伝わり、関連銘柄が物色されているもよう。

　指数は日本時間午前10時51分現在、前日比1.49％高の3218.07ポイントで推移。ほぼ全セクターで買いが先行している。不動産と電子化学品、ゲームが高い。