16日の香港市場でハンセン指数は大幅に反発して始まった。原油先物相場が大幅に続落し、15日のNY株式相場が上昇した流れを引き継いだ。前日のハンセン指数は3日続落し、終値は2016年2月12日以来およそ6年1カ月ぶりの安値圏だっただけに、買い直しが幅広い銘柄に広がっている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比2.57％高の18888.74ポイントで推移。個別では、大型ネット株のJDドットコム（09618）と美団（03690）、テンセント（00700）、アリババ集団（09988）がそろって急反発。カジノ株のサンズ・チャイナ（01928）、自動車株のBYD（01211）と吉利汽車（00175）も高い。半面、衛生用品大手の恒安国際集団（01044）や香港公益株の中電控股（00002）がさえない。

　16日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。指数は前日に心理的節目の3100ポイントを割り込み、2020年7月1日以来、およそ1年8カ月ぶり安値を付けた後とあって、買い戻す動きが優勢となっている。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.79％高の3088.17ポイントで推移している。セクター別では、観光・ホテル、航空・空港運営、バッテリー、漢方薬などが全面高で、ほぼ全セクターで買いが優勢となっている。

上海総合指数
　始値：3107.67ポイント
　前日比：43.70ポイント
　騰落率：1.43％

上海B株指数
　始値：264.11ポイント
　前日比：1.52ポイント
　騰落率：0.58％

深セン成分指数
　始値：11765.31ポイント
　前日比：228.07ポイント
　騰落率：1.98％

深センB株指数
　始値：990.84ポイント
　前日比：3.59ポイント
　騰落率：0.36％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4053.10ポイント
　前日比：69.29ポイント
　騰落率：1.74％