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11日の香港市場は、前日の米株安の流れを引き継いで反落か。10日に開催されたロシアとウクライナの外相による会談で大きな進展が見られず、ウクライナ情勢の緊迫が長引くとの懸念から売りが出そうだ。10日のNY市場でヤム・チャイナ(09987)など中国企業5社の米預託証券(ADR)が急落したことも、投資家心理を悪化させるだろう。米証券取引委員会(SEC)が10日、5社が監査状況の検査を3期連続で受け入れない場合、2020年に成立した「外国企業説明責任法(HFCAA)」に基づいて上場廃止になると発表した。
決算発表や業績見通しを受けた個別物色は引き続き活発に行われるだろう。ハンセン指数構成銘柄のAIAグループ(01299)が11日朝方、2021年12月本決算を発表した。チャイナ・ユニコム(00762)やTCLエレクトロニクス(01070)なども同期の決算をきょう発表する。 10日のNY株式相場は、ダウ平均が反落。米2月消費者物価指数(CPI)が市場予想より強い内容だったことでインフレ高進懸念が強まり、米長期金利の上昇を受けてハイテク株が売られた。ハイテク株主体のナスダック総合も反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は下げが目立ち、中国インターネット・プラットフォーム企業のテンセント(00700)とJDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)、大型金融株のAIAグループ、中国建設銀行(00939)が香港終値を下回って引けた。 |
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10日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み安。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比7.94%安の92.92米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)も6.29%安の135.16米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の10日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):92.92米ドル(-7.94%) ■百度(BIDU):135.16米ドル(-6.29%) ■トリップ・ドットコム(TCOM):21.22米ドル(-12.10%) ■JDドットコム(JD):52.52米ドル(-15.83%) ■ウェイボー(WB):24.46米ドル(-6.61%) ■ネットイース(NTES):81.73米ドル(-7.73%) ■モモ(MOMO):7.60米ドル(-4.64%) ■レンレン(RENN):22.30米ドル(+5.89%) ■滴滴出行(DIDI):3.38米ドル(-10.58%) ■捜狐(SOHU):17.06米ドル(-5.80%) ■チーター・モバイル(CMCM):0.93米ドル(-10.36%) ■テンセント・ミュージック(TME):3.95米ドル(-10.63%) |
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10日のNY株式相場は反落。ロシアとウクライナの外相会談が不調に終わったことや、強い米2月消費者物価指数(CPI)を受けてインフレ高進懸念が強まったことが相場の重しとなった。
前日に653米ドル高と5日ぶりに大幅反発したダウ平均は112.18米ドル安(-0.34%)と反落。シェブロン、ウォルマートが2%超上昇した一方、アップル、プロクター・アンド・ギャンブル、シスコ・システムズ、インテルが2%超下落した。S&P500も0.43%安と反落し、ハイテク株主体のナスダック総合は0.95%の反落となった。 注目された米2月米2月消費者物価指数(CPI)は前年比+7.9%と前月の+7.5%から伸びが加速し、40年ぶりの高い伸びが続いた。変動の大きい食品・エネルギーを除くコアCPIも前月の+6.0%から+6.4%に加速し、ともに市場予想と一致した。米10年債利回りは前日の1.95%から一時2.02%まで上昇し、1.99%で終了した。 |
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