週明け7日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落スタート。ウクライナ情勢を巡り欧米諸国がロシアからの原油輸入の禁止を検討していると伝わり、原油先物価格が急騰。原油高やロシアへの制裁が世界経済に与える悪影響を懸念する売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前営業日比0.97％安の3414.12ポイントで推移。セクター別では、航空・空港運営、酒造、ゲーム、自動車が安い。半面、貴金属、化学肥料、石炭が買われている。

　週明け7日の香港市場でハンセン指数は大幅に続落して始まった。ウクライナ情勢の悪化を受けて投資家が景気後退リスクを回避する姿勢を一段と強めた。ハイテク株や国際金融株、不動産株などを中心に幅広いセクターで売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前営業日比3.62％安の21113.32ポイントで推移。個別では、英金融大手のHSBC（00005）、大型ネット株の美団（03690）とJDドットコム（09618）、自動車株のBYD（01211）と吉利汽車（00175）が大きく売られている。半面、原油先物価格の急騰を背景に、中国石油メジャーのペトロチャイナ（00857）、CNOOC（00883）、シノペック（00386）がそろって上昇した。

上海総合指数
　始値：3438.56ポイント
　前日比：-9.09ポイント
　騰落率：-0.26％

上海B株指数
　始値：279.48ポイント
　前日比：0.73ポイント
　騰落率：0.26％

深セン成分指数
　始値：12930.73ポイント
　前日比：-89.73ポイント
　騰落率：-0.69％

深センB株指数
　始値：1132.29ポイント
　前日比：0.64ポイント
　騰落率：0.06％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4462.52ポイント
　前日比：-33.91ポイント
　騰落率：-0.75％