3日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日のNY市場が大幅に上昇した流れを引き継いだ。また、全国人民代表大会（全人代、国会に相当）を控えて政策期待も高まっており、買いが広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.35％高の3496.34ポイントで推移している。セクター別では、採掘、石油、海運・港湾などが買われる半面、軍事、バッテリー、造船などが売られている。

　3日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。ロシアがウクライナとの停戦交渉に臨む姿勢を示し、2日の米株式相場が大幅に反発した流れを引き継いだ。決算発表や業績見通しを受けた個別物色が旺盛となっている。

　　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.72％高の22504.03ポイントで推移。個別では、英金融大手HSBC（00005）が買われている。前日大引け後に2021年12月本決算を発表した創科実業（00669）、カジノ株のサンズ・チャイナ（01928）と銀河娯楽（00027）が大幅高。一方、減益見通しを発表した申洲国際集団（02313）の下げがきつい。香港コングロマリットの長江和記実業（00001）も安い。

上海総合指数
　始値：3495.93ポイント
　前日比：11.74ポイント
　騰落率：0.34％

上海B株指数
　始値：278.49ポイント
　前日比：0.18ポイント
　騰落率：0.06％

深セン成分指数
　始値：13397.97ポイント
　前日比：51.01ポイント
　騰落率：0.38％

深センB株指数
　始値：1138.57ポイント
　前日比：0.20ポイント
　騰落率：0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4595.02ポイント
　前日比：16.42ポイント
　騰落率：0.36％