2日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。ロシアとウクライナの停戦協議を巡る不透明感が引き続き重荷。指数は前日まで続伸した後とあって、利益確定売りが先行しているもよう。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.32％安の3477.56ポイントで推移。セクター別では、風力・太陽光発電設備、バッテリー、バッテリー素材、半導体が安い。半面、採掘、石油、石炭が買われている。

　2日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。ロシア軍がウクライナへの侵攻を続け紛争の激化懸念が強まったほか、原油や穀物相場が上昇し、インフレ懸念を強めたこともセンチメントの悪化につながり、前日のNY市場が下落した流れを引き継いだ。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.88％安の22561.72ポイントで推移している。個別では、HSBC（00005）が売られて指数を押し下げているほか、ネットイース（09999）や信義ガラス（00868）の下落も目立つ。半面、原油先物価格の上昇を受けてペトロチャイナ（00857）やCNOOC（00883）が買われている。美団（03690）も高い。

上海総合指数
　始値：3478.29ポイント
　前日比：-10.54ポイント
　騰落率：-0.30％

上海B株指数
　始値：278.04ポイント
　前日比：0.05ポイント
　騰落率：0.02％

深セン成分指数
　始値：13412.90ポイント
　前日比：-75.74ポイント
　騰落率：-0.56％

深センB株指数
　始値：1139.60ポイント
　前日比：-0.05ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4594.02ポイント
　前日比：-25.67ポイント
　騰落率：-0.56％