香港証券取引所が1日に発表した統計によると、香港から中国本土株に投資する「滬股通（上海コネクト・ノースバウンド）」と「深股通（深センコネクト・ノースバウンド）」は、合わせて成約ベースで32億7700万元の買い越しだった。うち上海市場の買越額は28億700万元、深セン市場は4億7000万元だった。

ハンセン指数
　引値：22761.71ポイント
　前日比：48.69ポイント
　騰落率：0.21％

中国企業指数
　引値：8053.04ポイント
　前日比：29.11ポイント
　騰落率：0.36％

レッドチップ指数
　引値：4215.03ポイント
　前日比：6.04ポイント
　騰落率：0.14％

　1日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前日比0.77％高の3488.83ポイントだった。深セン成分指数は0.24％高の13488.64ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9690億6100万元だった。

　上海総合指数は終始プラス圏でもみ合った。午前中に発表された2月の中国の製造業購買担当者景気指数（PMI）が官民ともに予想を上回ったことを好感。全国人民代表大会（全人代、国会に相当）を前に政策期待も引き続き買いを支えた。ウクライナの停戦協議を巡り、合意成立への道筋は不透明だが、過度な懸念はやや後退したもよう。指数は中盤に上値の重さが目立ったものの、終盤に上げ幅を拡大した。

　セクター別では、酒造、教育、観光・ホテル、石炭が高い。半面、バッテリー素材、貴金属、化学肥料が売られた。

　A株市場では、養豚関連の新希望六和（000876）、ビール大手の北京燕京ビール（000729）がストップ高を付けた。養豚大手の牧原食品（002714）、酒造の貴州茅台酒（600519）も高い。インフラ建設の中国交通建設（601800）が買われたほか、前日に紫金鉱業集団（601899）との資本業務提携を発表した福建龍浄環保（600388）が大幅に続伸。半面、非鉄金属の中国アルミ（601600）、宅配大手の順豊控股（002352）、漢方薬関連の華潤三九医薬（000999）、リチウム電池材料の寧波杉杉（600884）が下げた。

　上海B株指数は1.05％安の277.99ポイント、深センB株指数は0.94％高の1139.65ポイントだった。