週明け28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反落。前場終値は前営業日比0.14％安の3446.44ポイントだった。深セン成分指数も0.32％安の13370.05ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6086億800万元だった。

　上海総合指数は小安く寄り付き、おおむねマイナス圏で推移して前場の取引を終えた。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、欧米などが国際銀行間通信協会（SWIFT）の決済網からのロシア締め出しを含む追加制裁を打ち出したことで、世界経済への影響が懸念されたもよう。ロシアとウクライナの停戦協議が日本時間28日午後に始まると伝わり、様子見姿勢が強まった。朝方には指数が小高くなる場面があったが、停戦協議の行方は不透明とあって買い上がる勢いを欠いている。

　セクター別では、教育や風力発電機器、建設機械、自動車が下げた半面、エネルギー、海運・港湾、貴金属、化学原料が上げた

　上海B株指数は1.55％安の282.15ポイントと3営業日続落。深センB株指数は0.88％安の1132.14ポイントと反落した。

上海総合指数
　引値：3446.44ポイント
　前日比：-4.97ポイント
　騰落率：-0.14％

上海B株指数
　引値：282.15ポイント
　前日比：-1.55ポイント
　騰落率：-0.55％

深セン成分指数
　引値：13370.05ポイント
　前日比：-42.87ポイント
　騰落率：-0.32％

深センB株指数
　引値：1132.14ポイント
　前日比：-10.04ポイント
　騰落率：-0.88％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：4556.87ポイント
　前日比：-16.55ポイント
　騰落率：-0.36％

　週明け28日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか、運用リスクを回避する売りが優勢となっている。寄り付き直後、停戦協議に期待する買いが入って指数が小高くなる場面があったものの、再びマイナス圏に沈んで下げ幅を広げた。

　指数は日本時間午前10時47分現在、前営業日比0.60％安の3430.62ポイントで推移している。セクター別では、エネルギーや貴金属、軍需関連が上げた半面、教育、建設、ゲームが下げた。