24日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。ウクライナをめぐるロシアと欧米などとの対立激化を警戒する売りが先行している。ブリンケン米国務長官が、米東部時間の24日未明までにロシアがウクライナへの再侵攻を始めるとの見方を示したと伝わった。

　指数は日本時間午前10時51分現在、前日比0.17％安の3483.31ポイントで推移している。セクター別では、保険と空運が全面安のほか、教育、インターネットサービスが売られた。半面、ガスや化学肥料、電力が買われた。

　24日の香港市場でハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ反落スタート。緊迫するウクライナ情勢を巡る不透明感からリスクを回避する動きが先行している。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前日比1.52％安の23299.49ポイントで推移。個別では、大型ネット株のアリババ集団（09988）、JDドットコム（09618）、ネットイース（09999）、美団（03690）、アジア生保のAIAグループ（01299）の下げが目立つ。半面、2021年12月本決算が85％増益のバドワイザーAPAC（01876）が逆行高。ガス会社の新奥能源（02688）、石油メジャーのシノペック（00386）、ペトロチャイナ（00857）、CNOOC（00883）も買われている。

上海総合指数
　始値：3474.37ポイント
　前日比：-14.78ポイント
　騰落率：-0.42％

上海B株指数
　始値：288.70ポイント
　前日比：-0.26ポイント
　騰落率：-0.09％

深セン成分指数
　始値：13459.01ポイント
　前日比：-90.98ポイント
　騰落率：-0.67％

深センB株指数
　始値：1157.21ポイント
　前日比：0.78ポイント
　騰落率：0.07％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4592.07ポイント
　前日比：-30.98ポイント
　騰落率：-0.67％