22日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落スタート。ウクライナ情勢の緊迫化を受けてリスクを回避する動きが先行している。ロシアのプーチン大統領は21日、親ロシア派武装勢力が実効支配するウクライナ東部の2地域の独立を承認。平和維持目的として同2地域への派兵を指示した。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.68％安の3466.70ポイントで推移している。セクター別では、ゲーム、漢方薬、医療機器、風力発電設備が安い。半面、採掘、バッテリー素材、貴金属、石油が買われている。

上海総合指数
　始値：3473.29ポイント
　前日比：-17.32ポイント
　騰落率：-0.50％

上海B株指数
　始値：287.68ポイント
　前日比：0.17ポイント
　騰落率：0.06％

深セン成分指数
　始値：13384.03ポイント
　前日比：-87.13ポイント
　騰落率：-0.65％

深センB株指数
　始値：1154.61ポイント
　前日比：-0.11ポイント
　騰落率：-0.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4601.92ポイント
　前日比：-32.39ポイント
　騰落率：-0.7％

　22日の香港市場で、ハンセン指数は大幅に続落して始まった。ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の一部地域に平和維持目的として軍隊を派遣するようロシア国防省に指示し、嫌気した売りが幅広いセクターで先行している。欧米による制裁の発動は避けられない情勢となり、投資家がリスク回避姿勢を一段と強めた。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比2.24％安の23628.04ポイントで推移している。個別では、ネット株のアリババ集団（09988）とテンセント（00700）、JDドットコム（09618）が続落。太陽光パネル用ガラスの信義光能（00968）、製薬の石薬集団（01093）、電気自動車メーカーのBYD（01211）も安い。半面、石油株のペトロチャイナ（00857）とシノペック（00386）が反発している。