18日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。ウクライナを巡る情勢の緊迫化が警戒され、運用リスクを回避する売りが先行している。バイデン米大統領は17日、ホワイトハウスで記者団にロシアがウクライナに侵攻する可能性が「非常に高い」と述べた。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.59％安の24647.03ポイントで推移。個別では、医薬品関連の薬明生物技術（02269）と石薬集団（01093）、自動車株のBYD（01211）と吉利汽車（00175）が下げている。半面、不動産株の碧桂園（02007）と碧桂園服務（06098）、中国海外発展（00688）、華潤置地（01109）が買われた。

　18日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。ウクライナ情勢の緊迫化を嫌気して前日のNY市場が大幅下落した流れを引き継いだ。また、指数は前日まで3日続伸した後とあって、利益確定の売りも広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.35％安の3455.80ポイントで推移している。セクター別では、宝飾、化学肥料、採掘などが売られる半面、インターネットサービス、石炭、ソフトウエアなどが買われている。

上海総合指数
　始値：3451.63ポイント
　前日比：-16.41ポイント
　騰落率：-0.47％

上海B株指数
　始値：284.66ポイント
　前日比：-0.08ポイント
　騰落率：-0.03％

深セン成分指数
　始値：13334.90ポイント
　前日比：-88.00ポイント
　騰落率：-0.66％

深センB株指数
　始値：1153.96ポイント
　前日比：-1.76ポイント
　騰落率：-0.15％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4604.57ポイント
　前日比：-24.59ポイント
　騰落率：-0.53％