香港証券取引所が17日に発表した統計によると、香港から中国本土株に投資する「滬股通（上海コネクト・ノースバウンド）」と「深股通（深センコネクト・ノースバウンド）」は、合わせて成約ベースで17億2100万元の買い越しだった。うち上海市場の買越額は16億3700万元、深セン市場は8400万元だった。

ハンセン指数
　引値：24792.77ポイント
　前日比：73.87ポイント
　騰落率：0.30％

中国企業指数
　引値：8711.40ポイント
　前日比：32.46ポイント
　騰落率：0.37％

レッドチップ指数
　引値：4291.54ポイント
　前日比：-4.65ポイント
　騰落率：-0.11％

　17日の中国本土株式市場で上海総合指数は小幅ながら3日続伸した。終値は前日比0.06％高の3468.04ポイントだった。深セン成分指数も0.35％高の13422.90ポイントと3日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9087億9900万元だった。

　上海総合指数は小安く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の値動き。利益確定売りが出た一方、新エネルギーや環境関連など、中国政府の支援措置が期待できるセクターが買いを集め、相場全体の方向感に乏しかった。決算速報や業績見通しを受けた個別銘柄の物色が活発だった。

　セクター別では、貴金属と化学肥料が全面高。電池関連や風力・太陽光発電機器、環境保護が上げた。半面、空運が全面安となったほか、観光、教育が下げた。

　A株市場では、車載電池関連の上昇が目立ち、寧波杉杉（600884）、隆基緑能科技（601012）、国軒高科（002074）が大幅高。送電技術の国電南瑞科技（600406）と特定用途無線の海能達通信（002583）が4％超上昇した。豚肉大手の新希望六和（000876）と牧原食品（002714）、金鉱大手の紫金鉱業集団（601899）、アルミ大手の中国アルミ（601600）も買われた。半面、航空会社の春秋航空（601021）と中国国際航空（601111）が安い。アニメ制作の奥飛娯楽（002292）、百貨店の王府井集団（600859）、教育サービスの中公教育科技（002607） が大幅安。

　上海B株指数は0.04％高の284.74ポイント、深センB株指数は0.20％高の1155.72ポイントとともに続伸した。