17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落して始まった。前日に続伸した後とあって、利益をいったん確定する売りが先行している。決算速報や業績見通しを受けた個別銘柄の物色が目立つ。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.24％安の3457.64ポイントで推移している。セクター別では、観光や建設、空運が下げる半面、化学肥料、公共事業、環境保護関連が上げた。

　17日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。ほぼ横ばいで寄り付いた後、前日終値付近でもみ合う展開。注目された1月の米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨が予想以上にタカ派的な内容でなかったことから、米金融引き締めに対する過度な懸念が和らぐ一方、ウクライナ情勢を巡る警戒感が引き続き重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.06％高の24733.39ポイントで推移。アジア生保のAIAグループ（01299）が買われ、指数を支えているほか、本土不動産デベロッパーの龍湖集団（00960）、香港不動産株の恒隆地産（00101）が高い。半面、太陽光発電用ガラスの信義光能（00968）、欧州金融大手のHSBC（00005）、ネット通販大手のJDドットコム（09618）が下げている。

上海総合指数
　始値：3464.21ポイント
　前日比：-1.62ポイント
　騰落率：-0.05％

上海B株指数
　始値：284.87ポイント
　前日比：0.25ポイント
　騰落率：0.09％

深セン成分指数
　始値：13360.46ポイント
　前日比：-15.90ポイント
　騰落率：-0.12％

深センB株指数
　始値：1153.34ポイント
　前日比：-0.05ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4616.90ポイント
　前日比：-1.09ポイント
　騰落率：-0.02％