週明け14日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前営業日比1.25%安の24594.21ポイントだった。中国企業指数は1.70%安の8634.90ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で644億3000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、朝方に下げ幅を拡大。ロシアによるウクライナ侵攻が警戒され、運用リスクを回避する売りが先行した。前週末のNY市場ときょうの中国本土市場の下落が投資家心理を悪化させたもよう。インフレ加速を背景に米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを急ぐとの懸念もくすぶった。
個別では、本土系不動産株の下落が目立ち、碧桂園服務(
06098)、華潤置地(
01109)、中国海外発展(
00688)、龍湖集団(
00960)が大きく売られた。オンラインゲームのネットイース(
09999)、生保大手の中国平安保険(
02318)も安い。一方、原油先物相場の上昇を受けて石油株のペトロチャイナ(
00857)とCNOOC(
00883)が買われた。スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)やビール醸造の華潤ビール(
00291)とバドワイザーAPAC(
01876)も上昇した。