9日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅反発。終値は前日比2.06%高の24829.99ポイントだった。中国企業指数は2.47%高の8723.33ポイント。メインボードの売買代金は概算で1407億5000万HKドル。
ハンセン指数は終日プラス圏で堅調に推移した。前日のNY市場で米長期金利の上昇を好感して金融株が買われたほか、ハイテク・グロース株も総じて上昇した流れを引き継いだ。また、きょうの中国本土市場の上昇が好感されたほか、景気下支えのための政策期待も広がり、指数は結局、1月21日以来、約3週ぶり高値を付けてきょうの取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、アリババ集団(
09988)が6%超上昇し、指数を押し上げた。ネットイース(
09999)や小米集団(
01810)、JDドットコム(
09618)も4%超上昇。A株がストップ高を付けたチャイナ・モバイル(
00941)は3%近く上昇。取引を再開した薬明生物技術(
02269)は序盤に一時9%超上昇したものの、終値は1.04%安。サンズ・チャイナ(
01928)や中国海外発展(
00688)も売られた。
この他では、きょうから相互取引「深港通」の対象銘柄に加わった小鵬汽車(
09868)が8%上昇。中国アルミ(
02600)や紫金鉱業集団(
02899)も大きく買われた。半面、康龍化成(
03759)や中国神華能源(
01088)が売られた。