26日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.66%高の3455.67ポイントだった。深セン成分指数は0.70%高の13780.30ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7941億7800万元だった。
上海総合指数は総じてプラス圏でもみ合った。前日に2.58%安と急落し、昨年8月下旬以来、5カ月ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きが優勢。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大や中国当局による企業統制強化などの懸念材料を抱える中、来週の春節(旧正月)の大型連休を前に買いの勢いは限られ、売買代金は低水準にとどまった。上値の重さを嫌気し、後場前半にはマイナス圏に沈む場面もあった。
セクター別では、証券が全面高。風力発電設備、建設・プラント、化学、送電網設備も高い。半面、観光・ホテル、航空・空港運営、医療、製薬が下げた。
A株市場では、前日に安かった送電技術会社の国電南瑞科技(
600406)、非鉄金属の中国アルミ(
601600)、自動車部品メーカーの浙江世宝(
002703)、風力発電設備の新疆金風科技(
002202/
02208)、豚肉大手の牧原食品(
002714)が大幅に反発。自動車・電池メーカーのBYD(
002594)、インフラ建設の中国中鉄(
601390)、証券大手の華泰証券(
601688)が買われた。半面、航空大手の中国国際航空(
601111)が反落し、空港運営の上海国際機場(
600009)、医薬品メーカーの上海復星医薬(
600196)、ゲーム関連の完美世界(
002624)が続落した。
上海B株指数は0.40%高の280.63ポイント、深センB株指数は0.70%高の13780.30ポイント。