18日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続落。終値は前日比0.43%安の24112.78ポイントだった。中国企業指数は0.18%安の8449.00ポイント。メインボードの売買代金は概算で1123億1000万HKドル。
ハンセン指数は、序盤は高く推移したが、中盤にマイナス圏に沈むと、その後はマイナス圏で軟調に推移した。前日の欧州市場やきょうの中国本土市場の上昇が好感された一方、積極的な買いにつながる目新しい材料が見当たらず、上値を重くした。北京冬季五輪を前に新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることが嫌気されたほか、ここ最近の急ピッチな上昇を受けて利益確定の売りも広がった。
ハンセン指数構成銘柄では、テンセント(
00700)やアリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)などネット株が売られて指数を押し下げた。前日高かったサンズ・チャイナ(
01928)や銀河娯楽(
00027)は利益確定の売りに押された。石薬集団(
01093)の下落も目立った。半面、20日に公表予定の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)が引き下げられるとの見方から碧桂園(
02007)や龍湖集団(
00960)が買われた。海底撈国際(
06862)や申洲国際集団(
02313)も高い。
この他では、衆安在線財産保険(
06060)が6%超下げたほか、中海油田服務(
02883)や安徽高速道路(
00995)も売られた。半面、中国の国家発展改革委員会がエネルギーの安定供給を確保するため、新エネルギー発電の出力を拡大する方針を示したことを受け、華能国際電力(
00902)や華潤電力控股(
00836)が買われた。