13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続伸。前場終値は前日比0.08%高の24421.83ポイントだった。中国企業指数は0.11%安の8603.07ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で788億3000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、総じてプラス圏でもみ合った。前日に発表された米国の12月消費者物価指数(CPI)が1982年以来の高い伸びを記録したものの、ほぼ予想通りの結果となったことが安心感につながったほか、中国のインフレ懸念の後退で金融緩和への期待が高まったことも地合いを支えた。もっとも、前日にハンセン指数が大幅に反発し、約1カ月半ぶり高値を付けて後とあって、利益確定売りが重荷となった。上値の重さが目立ち、前場後半にはわずかながら前日終値を割り込む場面もあった。
個別では、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、ガス会社の新奥能源(
02688)、スポーツ用品メーカーの安踏体育用品(
02020)が高い。石油メジャーのシノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)がそろって買われたほか、アジア生保のAIAグループ(
01299)も堅調。半面、不動産大手の碧桂園(
02007)が5%超の下げ。前日に高かった阿里健康(
00241)、JDドットコム(
09618)、ネットイース(
09999)、テンセント(
00700)など大型ネット株が利益確定売りに押された。