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13日の香港市場は上値の重い展開か。前日に発表された米国の12月消費者物価指数(CPI)が1982年以来の高い伸びを記録したものの、ほぼ予想通りの結果となり、週初に1.80%台まで上昇した米10年債利回りは1.75%台と落ち着いた。米長期金利の低下を受けてハイテク・グロース株への買いが続けば、地合いの改善につながりそうだ。一方、香港市場で前日にハンセン指数は大幅に反発し、約1カ月半ぶり高値を付けて後とあって、利益確定売りが出やすい。
中国本土で前日に発表された2021年12月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の上昇率がそろって市場予想を下回った。これを受けてインフレ懸念が後退し、利下げなど金融緩和への期待が高まった。ただ、あすに12月の貿易統計、週明け17日に10−12月期国内総生産(GDP)など中国の主要経済指標の発表を控えており、内容を見極めたい投資家心理から様子見ムードが広がる可能性がある。 前日のNY市場でダウ平均は38米ドル高と小幅に続伸し、ハイテク株比率の高いナスダック総合は3営業日続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)、AIAグループ(01299)、テンセント(00700)、アリババ集団(09988)が香港終値を上回った半面、JDドットコム(09618)、ネットイース(09999)、申洲国際集団(02313)が下回って引けた。香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を90ポイント超上回って寄り付くことになる。 |
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12日のNY株式相場は続伸。寄り前に発表された米12月消費者物価指数(CPI)が1982年以来の高い伸びとなったものの、ほぼ予想通りの結果となり、週初に1.80%台まで上昇した米10年債利回りは1.75%台と落ち着いた動きとなった。ダウ平均は朝方に201米ドル高まで上昇し、その後83米ドル安まで反落したものの、38.30米ドル高(+0.11%)と小幅に上昇して終了。S&P500とナスダック総合も一時マイナス圏に下落したものの、それぞれ0.28%高、0.23%高で終了。ダウ平均とS&P500が2日続伸となり、ナスダック総合は3日続伸となった。
S&P500の11セクターはヘルスケアを除く10セクターが上昇。素材、一般消費財、IT、コミュニケーションが上昇率上位となった。金曜日から第4四半期決算を発表する金融株は高安まちまち。ゴールドマン・サックスが3%超下落した一方、JPモルガン・チェース、シティグループが0.2-0.5%上昇した。投資家の不安心理を示すVIX指数は17.62ポイントと前日比0.79ポイント低下した。 12月CPIが強い結果となったものの、ほぼ予想通りとなったことで、金利上昇を嫌気して年初から大きく下落したハイテク・グロース株には買い戻しが続いた。テスラが3.93%高となったほか、アルファベットとマイクロソフトが1%超上昇し、アップルも0.26%上昇した。景気敏感株も堅調。素材のUSスチールとフリーポート・マクモランがともに5%超上昇した。 海外市況 |
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12日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み高。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比3.95%高の137.41米ドルと続伸。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)も1.70%高の159.36米ドルと続伸した。主な中国関連ネット・IT株の12日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):137.41米ドル(+3.95%) ■百度(BIDU):159.36米ドル(+1.70%) ■トリップ・ドットコム(TCOM):24.86米ドル(+3.58%) ■JDドットコム(JD):76.40米ドル(-0.47%) ■ウェイボー(WB):35.10米ドル(+2.18%) ■ネットイース(NTES):106.01米ドル(+2.29%) ■モモ(MOMO):9.62米ドル(+1.16%) ■レンレン(RENN):19.17米ドル(+1.54%) ■滴滴出行(DIDI):4.96米ドル(+1.22%) ■捜狐(SOHU):17.39米ドル(+2.41%) ■チーター・モバイル(CMCM):1.49米ドル(+3.47%) ■テンセント・ミュージック(TME):7.34米ドル(+0.96%) |
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