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12日の香港市場は、前日の米株高の流れを引き継いで反発か。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が11日の再任指名公聴会でおこなった証言が想定の範囲内と受け止められ、金融引き締めへの過度な警戒感が和らいだ。最近の株式相場の重荷だった米長期金利の上昇が一服したことで、香港市場でもハイテク株に買いが入りそうだ。
新型コロナウイルスの感染再拡大に対応して中国本土と香港で行動制限が導入され、景気下押しの懸念がくすぶるものの、当局は対策を打ち出している。香港政府は営業を制限された店舗への補助金支給などの支援策を表明した。また、中国人民銀行(中央銀行)が資金繰りの苦しい不動産企業の事業資産を買い取るよう国有企業などに要求したと伝わった。 11日のNY株式相場はダウ平均が5営業日ぶりに反発し、ハイテク株主体のナスダック総合は続伸した。主力ハイテク株が続伸したほか、原油高を受けてエネルギー株も軒並み上昇した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型株の上昇が目立った。中国インターネット・プラットフォーム企業のテンセント(00700)、アリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)や、国際金融銘柄のHSBC(00005)、AIAグループ(01299)が香港終値を上回って引けた。 |
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11日のNY株式相場は堅調。米10年債利回りが1.75%を下回ったことで主力ハイテク株が続伸したほか、原油高を受けてエネルギー株も軒並み上昇した。注目されたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の再任指名公聴会では、議長の発言が想定内と受け止められ、金融引き締めへの過度な警戒感が和らいだ。
ダウ平均は朝方に300米ドル近く下落したものの、パウエルFRB議長発言を受けて上昇し、183.15ドル高(+0.51%)とほぼ一日の高値で終了。5日ぶりの反発となった。S&P500も0.92%高と6日ぶりに反発し、ハイテク株主体のナスダック総合は1.41%高と2日続伸した。ダウ平均採用銘柄は、IBM、プロクター・アンド・ギャンブル、ジョンソン・エンド・ジョンソンが1%超下落したものの、ボーイングが3.21%高となったほか、シェブロン、セールスフォースが2%超上昇し、アップル、ダウ・インク、インテル、ビザなども1%超上昇した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は18.41ポイントと、前日比0.99ポイント低下した。 S&P500の11セクターは8セクターが上昇し、3セクターが下落。NY原油が80ドルを上回り、81.50ドル台まで上値を伸ばしたことでエネルギーが3.41%高となったほか、IT、素材、一般消費財、コミュニケーションが1%超上昇。金融、ヘルスケア、資本財も0.6-0.8%上昇した。一方、ディフェンシブ・セクターの公益、不動産、生活必需品が1%未満の下落となった。 海外市況 |
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11日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み高。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比3.03%高の132.19米ドルと反発。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)も2.85%高の156.70米ドルと反発した。主な中国関連ネット・IT株の11日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):132.19米ドル(+3.03%) ■百度(BIDU):156.70米ドル(+2.85%) ■トリップ・ドットコム(TCOM):24.00米ドル(+3.31%) ■JDドットコム(JD):76.76米ドル(+10.29%) ■ウェイボー(WB):34.35米ドル(+3.62%) ■ネットイース(NTES):103.64米ドル(+3.54%) ■モモ(MOMO):9.51米ドル(+4.85%) ■レンレン(RENN):18.88米ドル(0%) ■滴滴出行(DIDI):4.90米ドル(+9.13%) ■捜狐(SOHU):16.98米ドル(+1.86%) ■チーター・モバイル(CMCM):1.44米ドル(+3.60%) ■テンセント・ミュージック(TME):7.27米ドル(+5.67%) |
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