6日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比0.72%高の23072.86ポイントだった。中国企業指数は0.66%高の8068.93ポイント。メインボードの売買代金は概算で1345億HKドル。
ハンセン指数はマイナス圏の推移が目立ったが、終盤にプラス圏に浮上し、心理的節目の23000ポイントを回復してきょうの取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で早期利上げの可能性などが示されたことが嫌気されたが、指数は前日にほぼ半月ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。
ハンセン指数構成銘柄では、アリババ集団(
09988)が5%超、JDドットコム(
09618)が4%超、美団(
03690)が3%超それぞれ上昇し、指数を押し上げた。銀河娯楽(
00027)や中国海外発展(
00688)も買われた。半面、新奥能源(
02688)や招商銀行(
03968)の下落が目立った。
この他では中国アルミ国際工程(
02068)が27.31%高と急騰したほか、北京北辰実業(
00588)や中国能源建設(
03996)も買われた。半面、新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気し、周大福珠宝(
01929)や六福集団(
00590)が売られた。きのう約9カ月ぶりに取引を再開した中国華融資産管理(
02799)は19.61%安と大幅に続落した。