5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.85%安の23092.83ポイントだった。中国企業指数は1.32%安の8072.54ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で833億8000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた直後、下げに転じた。前日のNY市場でハイテク株主体のナスダック総合が反落し、米長期金利が上昇したことを受けて高PERの銘柄が大きく売られた。中国本土相場の下落も地合いを悪化させた。もっとも、ハンセン指数が心理的節目の23000ポイントに迫ると買い戻しが入り、下げ幅をやや縮小して前場の取引を終えた。
個別では、ネット株の美団(
03690)、テンセント(
00700)、JDドットコム(
09618)、ネットイース(
09999)がそろって急落。前日買われた電気自動車メーカーのBYD(
01211)も下げた。碧桂園服務(
06098)、舜宇光学科技(
02382)は大幅に続落した。一方、自社株買い計画の実施を発表したチャイナ・モバイル(
00941)が大幅高。石油株のCNOOC(
00883)とシノペック(
00386)、繊維株の申洲国際集団(
02313)も高い。英金融大手HSBC(
00005)は金利上昇に伴う利ざや拡大期待から買われている。