5日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.81％安の3602.74ポイントだった。深セン成分指数は1.57％安の14558.66ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8477億2000万元だった。

　上海総合指数はマイナス圏で軟調に推移し、一時、心理的節目の3600ポイントを割る場面もみられた。新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されたほか、昨年12月分の米連邦公開市場委員会（FOMC）議事録の公開を控え、米連邦準備理事会（FRB）による利上げや量的緩和の縮小（テーパリング）の方針を確認したい投資家が積極的な売買を見送ったもよう。一方、2021年12月本決算の業績見通しなどを手がかりに個別物色の動きが強まったほか、政策支援などが期待できる銘柄にも買いが入った。セクター別では、風力発電設備や漢方薬、電池などが売られた半面、ゲームや保険、銀行などが買われた。

　上海B株指数は0.19％安の287.00ポイント、深センB株指数は0.12％安の1180.24ポイントだった。

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