新暦大みそかで半日立ち会いとなった31日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比1.24%高の23397.67ポイントだった。中国企業指数は1.73%高の8236.35ポイント。メインボードの売買代金は概算で576億2000万HKドル。
ハンセン指数は続伸して始まった。今週下げが目立っていた香港株の米国預託証券(ADR)が30日のNY市場で大幅に上昇し、香港市場にも買いの勢いが波及した。寄り付き前に発表された12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回り、中国本土相場が上昇したことも投資家心理を支えた。20日移動平均(大引け時点で23456.97ポイント)を超えると伸び悩み、結局は同水準を下回って引けたものの、終値は16日以来ほぼ2週ぶりの高値となった。セクター別では情報技術と医療・ヘルスケア、一般消費財が大きく上げた半面、コングロマリットが軟調だった。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株のアリババ集団(
09988)とテンセント(
00700)、ネットイース(
09999)、JDドットコム(
09618)、美団(
03690)がそろって大幅高。アリババ集団子会社の阿里健康(
00241)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)も高い。一方、香港地場銘柄の下げが目立ち、長江和記実業(
00001)、電能実業(
00006)、九龍倉置業地産(
01997)、ハンセン銀行(
00011)が売られた。
そのほか、30日に香港メインボードに新規上場したセンスタイム(
00020)が33.17%高と急騰した。ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は3.57%高の5670.96ポイントと大幅続伸し、構成30銘柄が全て上昇。微盟集団(
02013)が10%超上昇し、百度(
09888)も大きく反発した。