30日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比0.11%高の23112.01ポイントだった。中国企業指数は0.03%安の8096.44ポイント。メインボードの売買代金は概算で691億8000万HKドル。
ハンセン指数は、前場はプラス圏での推移が目立ったものの、後場に入ってマイナス圏に沈むと、指数は一時、心理的節目の23000ポイントを割る場面もあった。終盤には再びプラス圏に浮上し、小幅高できょうの取引を終えた。前日の米株高やきょうの中国本土市場の上昇が好感された一方、年末とあって積極的な売買が見送られたほか、中国ではあす31日に12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される予定で、様子見ムードも相場の重しとなった。
ハンセン指数構成銘柄では、薬明生物技術(
02269)や海底撈国際(
06862)、李寧(
02331)の上昇が目立ったほか、JDドットコム(
09618)や美団(
03690)も買われた。半面、万洲国際(
00288)や中国中信(
00267)、恒安国際集団(
01044)が売られた。
この他では、株価下落の原因を「関知していない」と発表した微盟集団(
02013)が4%超上昇。きょう香港市場に新規上場した画像認識システムの中国最大手、センスタイム(
00020)は公開価格比7.3%高の4.13HKドルで初日の取引を終えた。半面、米ドル建て社債2本の利払いを見送ったとの報道を受け、中国恒大集団(
03333)が9%超下落した。