30日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.62%高の3619.19ポイントだった。深セン成分指数は0.97%高の14796.23ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆178億6700万元だった。
上海総合指数はほぼプラス圏で堅調に推移した。前日に割り込んだ心理的節目の3600ポイントを回復するとじりじりと上げ幅を拡大。前日の米株高の流れを引き継いだほか、中国政府による産業支援策への期待を背景に幅広いセクターで買いが入った。もっとも、あす31日発表の12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)を控え、後場に入ると様子見ムードが広がり、3620ポイント付近でもみ合ってきょうの取引を終えた。
セクター別では、文化メディアやゲームが大幅高。漢方薬や教育、航空宇宙なども大きく買われた。半面、風力発電設備やバッテリー素材が安い。物流や石炭などもさえない。
A株市場では、半導体メーカーの紫光国芯微電子(
002049)や原薬メーカーの山東新華製薬(
000756)がストップ高。アニメーション制作会社の奥飛娯楽(
002292)やゲーム会社の三七互娯網絡科技集団(
002555)、完美世界(
002624)なども高い。一方、リチウム電池材料メーカーの寧波杉杉(
600884)が安い。自動車部品メーカーの浙江世宝(
002703)や太陽電池メーカーの協キン集成科技(
002506)なども売られた。
上海B株指数は0.49%高の284.49ポイント、深センB株指数は0.16%高の1168.78ポイント。