24日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら4日続伸。終値は前日比0.13%高の23223.76ポイントだった。中国企業指数は0.03%安の8201.95ポイント。メインボードの売買代金は概算で517億2000万HKドル。きょうはクリスマス前日のため、午前のみの立ち会い。
ハンセン指数は高く始まったものの、序盤に上げ幅を縮小する展開。前日のNY市場でダウ平均など主要3株価指数がそろって3日続伸したことを受けた買いが相場を支えた。ただ、クリスマス休暇を前に買い一巡後は持ち高を手じまう動きも出て、わずかに前日終値を割り込む場面があった。中国本土相場の下落も投資家心理を冷やした。セクター別では、通信と公共事業が上げた一方、素材、情報技術が軟調だった。
ハンセン指数構成銘柄では、カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)が大幅に上昇した。マカオ政府が公表したカジノ経営制度改正案に対するパブリックコメントの結果報告が手掛かりとなった。航空機リース事業の売却を発表した長江実業集団(
01113)も高い。通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)は続伸した。半面、信義ガラス(
00868)が4日ぶりに反落した。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)とBYD(
01211)、スポーツ用品の李寧(
02331)も売られた。
その他では、クリーンエネルギー発電の中国広核電力(
01816)と大唐新能源(
01798)が大幅に上昇した。一方、自動車メーカーの長城汽車(
02333)、臨床試験受託サービスの杭州泰格医薬科技(
03347)の下げがきつい。