23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.57%高の3643.34ポイントだった。深セン成分指数は0.49%高の14863.93ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆772億7700万元だった。
上海総合指数は前日終値を挟んでもみ合う展開が続いたが、後場に上げ幅を拡大。そのままきょうの高値圏で取引を終えた。前日の米株高や中国政府による景気下支え策への期待を背景に買いが優勢となった。もっとも、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、きょうから陝西省西安市はロックダウン(都市封鎖)に踏み切ると発表したことから、国内景気の先行き不透明感が広がって相場の重荷となったもよう。
セクター別では、電力や風力発電設備が大幅高。石炭や自動車部品、酒造なども大きく買われた。半面、不動産サービスや不動産開発が安い。ゲームや医療機器などもさえない。
A株市場では、アルミ中国大手の中国アルミ(
601600)がストップ高。自動車部品中国大手の寧波均勝電子(
600699)や送電技術会社の国電南瑞科技(
600406)、白物家電中国大手の海信家電集団(
000921)などもしっかり。半面、家電量販店最大手の蘇寧易購集団(
002024)や教育サービス会社の中公教育科技(
002607)が安い。漢方薬製造・販売会社の雲南白薬集団(
000538)や映画館運営会社大手の万達電影(
002739)などもさえない。
上海B株指数は0.06%高の282.19ポイント、深センB株指数は0.33%高の1177.23ポイント。