22日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。新型コロナウイルス・オミクロン株の感染拡大への過度な警戒感が和らぎ、前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。ただ、中国の景気減速が警戒され、上値は重くなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.16％高の3630.84ポイントで推移している。セクター別では、採掘、ガス、電池などが買われる半面、前日に買われた不動産サービスが安い。電力や石炭も売られている。

　22日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。始値で心理的節目の23000ポイントを回復した。21日のNY市場でダウ平均とナスダック総合がともに4営業日ぶりに反発し、買い安心感につながったもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比1.10％高の23223.18ポイントで推移している。個別では、ネット株のアリババ集団（09988）やJDドットコム（09618）、ネットイース（09999）、美団（03690）、テンセント（00700）がそろって買われ、相場の上昇を主導。電気自動車メーカーのBYD（01211）、スポーツ用品大手の李寧（02331）も高い。半面、ビール大手のバドワイザーAPAC（01876）や不動産開発の華潤置地（01109）、中国海外発展（00688）が下げている。

                                 始値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3632.68      7.55      0.21

 上海B株指数                    281.55      0.20      0.07

 深セン成分指数               14723.41     34.43      0.23

 深センB株指数                 1168.24      0.26      0.02

 滬深300指数（CSI300指数）     4924.58     11.09      0.23