17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比1.28%安の23175.19ポイントだった。中国企業指数は1.77%安の8202.18ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で774億2000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付き、次第に下げ幅を拡大。前日に付けた年初来安値(23155.62ポイント)に迫る水準で前場の取引を終えた。16日のNY市場でナスダック総合株価指数が大幅に反落したことを受け、ハイテク株が売られて相場の重荷となった。主要国が金融政策を正常化する動きが改めて意識された。中国本土相場の下落も嫌気された。
個別では、大型ネット株のJDドットコム(
09618)、ネットイース(
09999)、アリババ集団(
09988)、美団(
03690)、テンセント(
00700)が売られた。スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)と李寧(
02331)は大幅に続落。太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)と同社筆頭株主の信義ガラス(
00868)の下げもきつい。半面、英イングランド銀行(中央銀行)の利上げ発表を手掛かりに、英金融大手HSBC(
00005)が買われた。バイオ医薬品開発受託の薬明生物技術(
02269)は続伸。米商務省が16日に発表した禁輸措置の対象団体は軍需関連に限られ、買い安心感につながったもよう。