15日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.21%高の23684.94ポイントだった。中国企業指数は0.09%安の8411.40ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で556億8000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた直後に下げに転じる場面があったものの、すぐに切り返した。前日は6日に付けた終値ベースの年初来安値に近い水準で引けていただけに、買い戻しが先行した。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表と米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長記者会見を大引け後に控えて様子見ムードが強く、上値は伸び悩んだ。午前に発表された11月の中国主要経済指標は鉱工業生産が市場予想を上回った半面、小売売上高は下回るまちまちの結果。相場への影響は限定的だった。
個別では、時価総額が大きいアリババ集団(
09988)とHSBC(
00005)が反発し、相場を支えている。不動産株の碧桂園服務(
06098)と華潤置地(
01109)、カジノ株の銀河娯楽(
00027)も高い。半面、スマートフォン関連の瑞声科技(
02018)と小米集団(
01810)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)と李寧(
02331)が売られている。