13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前営業日比1.01%高の24238.13ポイントだった。中国企業指数は0.94%高の8659.24ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で743億2000万HKドル。
ハンセン指数は心理的節目の24000ポイントに乗せて寄り付いた後、終始プラス圏でもみ合った。前週末のNYの市場で11月の米消費者物価指数(CPI)の大幅な上昇がほぼ想定内と受け止められ、インフレ加速への警戒感の後退で主要3指数がそろって反発したことを好感。また、中国本土で8−10日に中央経済工作会議が開催され、2022年の経済政策指針で「経済の安定成長の確保」が強調されたことから、景気対策に対する期待が買いを支えた。もっとも、序盤は上げ幅を拡大する場面もあったが、上値追いの勢いは限られた。
個別では、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)と筆頭株主の信義ガラス(
00868)が買われたほか、前週末に安かった阿里健康(
00241)、美団(
03690)、アリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)などネット・ITなど株が大幅に反発した。半面、本土系不動産株の碧桂園(
02007)、龍湖集団(
00960)、華潤置地(
01109)、スポーツ用品大手の李寧(
02331)が下げた。11月の出荷実績を発表したスマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)も安い。