10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反落。前場終値は前日比0.32％安の3661.12ポイントだった。深セン成分指数は0.24％安の15111.35ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7302億6500万元だった。

　上海総合指数は安く寄り付いた後、終始マイナス圏でもみ合った。前日まで3日続伸し、約3カ月ぶり高値で終えた後とあって、利益確定売りが優勢。人民銀が9日に発表した11月の金融統計で、マネーサプライM2や人民元建て貸付残高増加額が市場予想から下振れたことも重しとなった。

　セクター別では、造船、証券、航空・空港運営、銀行が安い。半面、バッテリー素材、ゲーム関連、文化・メディアが買われた。

　上海B株指数は0.32％安の285.19ポイント、深センB株指数は0.14％安の1201.12ポイント。

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