■龍湖集団（00960）：2021年11月の不動産販売額（成約ベース）は前年同月比20.7％減の225億7000万元だった。1−11月累計では前年同期比3.1％増の2504億元。

■Qテクノロジー（01478）：2021年11月の主要製品出荷量は、カメラモジュールが前年同月比34.3％増の4695万2000個、指紋認証モジュールは5.6％増の1104万1000個だった。

■中国交通建設（01800/601800）：インフラ建設事業を担う子会社4社が、国有金融大手の中国工商銀行（01398/601398）、中国建設銀行（00939/601939）、交通銀行（03328/601328）、中国人寿保険（02628/601628）から総額75億元の出資を受け入れることで合意した。

　10日の香港市場は軟調に推移か。前日のNY市場でハイテク株が売られた流れが波及し、相場の重荷となるだろう。米連邦公開市場委員会（FOMC）を来週14−15日に控え、米国の利上げやテーパリング（資産購入の段階的縮小）の時期を見極めたい投資家が積極的な買いを見送りそうだ。

　一方、人民元相場の上昇に歯止めをかけたい中国人民銀行（中央銀行）は9日、外貨預金準備率の引き上げを発表した。足元で上昇が続いていた中国本土の株式相場が下落すれば、香港市場でも下押し圧力が高まる。人民銀が同日発表した11月の金融統計で、マネーサプライM2や人民元建て貸付残高増加額が市場予想から下振れたことも、地合いの悪化につながりかねない。

　9日のNY株式相場は上昇一服。ダウ平均は横ばい、ハイテク株主体のナスダック総合は4営業日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は下げが目立った。大型ネット株のアリババ集団（09988）とテンセント（00700）、金融株の中国建設銀行（00939）とAIAグループ（01299）などが香港終値を下回って引けた。