■吉利汽車（00175）：2021年11月の新車販売台数（50％出資の合弁事業が販売するLynk & Coブランド車を含む）が前年同月比10％減の13万5900台だったと発表した。前月比では22％増。

■中国海外発展（00688）：2021年11月の不動産販売額（成約ベース）が前年同月比21.8％減の272億4200万元、販売面積が同19.9％減の138万5700平方メートルだったと発表した。

■東岳集団（00189）：2021年1−11月期の純利益が前年同期に比べ190％超増加していることから、2021年12月本決算でも大幅増益となる見通しを明らかにした。

　7日の香港市場は買い戻しが先行するか。前日のNY市場で新型コロナ変異ウイルス「オミクロン株」への警戒感が和らいだことを受けて大幅に反発した流れを引き継ぐと予想する。特に中国ネット・IT株が軒並み高だったことも好感されそうだ。また、中国人民銀行（中央銀行）が6日、金融機関の預金準備率を15日付で0.5％引き下げると発表したことも、投資家の景気下支え期待に応える安心材料になるだろう。

　一方、中国本土ではきょう11月の貿易統計の発表を控えているほか、週後半には物価統計や金融統計も発表予定。その内容を見極めたい投資家は引き続き積極的な売買を控えそうだ。また、バイデン米政権が6日、2022年2月の北京冬季五輪に選手団以外の外交使節団を派遣しない「外交ボイコット」を発表したことは、米中関係の悪化につながる可能性がある。

　6日のNYの市場でダウ平均は646.95米ドル高(+1.87％)と大幅反発。S&P500も1.17％高、ナスダック総合も0.93％高と反発して引けた。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は総じて堅調。大型金融株のHSBC（00005）とAIAグループ（01299）のほか、中国インターネットサービス大手のテンセント（00700）や中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）などが香港終値を大きく上回った。

　香港証券取引所は6日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　当日の売買代金　198億4418万HKドル
　　　　　買い代金　110億2427万HKドル
　　　　　売り代金　88億1991万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

                                  売買代金 買い代金

  1 ﾃﾝｾﾝﾄ（00700）                     2,766    1,320

  2 薬明生物技術（02269）                917      409

  3 美団（03690）                        804      637

  4 快手科技（01024）                    621      580

  5 思摩爾国際（06969）                  519      266

  6 小米集団（01810）                    422      294

  7 SMIC（00981）                        408      203

  8 金斯瑞生物科技（01548）              381       59

  9 華潤電力控股（00836）                345      314

 10 中国国際金融（03908）                327      239
   *金額単位は百万HKドル