■中国ガス（00384）：2021年9月中間決算は純利益が前年同期比19.3％減の41億5000万HKドルとなり、ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想の54億3500万HKドルを下回った。売上高は同43.4％増の389億4700万HKドルだった。

■理想汽車（02015）：2021年7−9月期決算は純損失が2200万元に縮小した（前年同期は3億2100万元）。ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想は純損失が1億5200万元だった。売上高は前年同期比209.7％増の77億7500万元だった。

■六福集団（00590）：2021年9月中間決算は売上高が前年同期比67.2％増の55億9100万HKドルとなり、ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想の57億4500万HKドルを下回った。純利益は同124.6％増の6億5400万HKドルだった。

　30日の香港市場は買い戻し先行も上値は重いか。前日にNY株式相場が反発した流れを引き継いで買いが先行すると予想する。南アフリカで発見された新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」への過度な警戒感が和らぐ中、前日の終値は2020年10月5日以来ほぼ1年1カ月ぶりの安値となっただけに買い戻しが広がりそうだ。一方、同日の香港株のADRが総じて下落していることから上値は重いか。

　また、中国本土ではきょうの寄り付き前に中国国家統計局が11月の製造業購買担当者景気指数（PMI）を発表する。市場コンセンサス予想は49.6と前月の49.2から改善するとしているが、内容次第では相場変動の要因になりそうだ。

　29日のNY株式相場は3指数がそろって反発。ダウ平均は0.68％高と反発したほか、S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.32％高、1.88％高と大幅に反発した。半面、同日の香港株の米国預託証券（ADR）は総じて下落。大型金融株のHSBC（00005）とAIAグループ（01299）のほか、中国インターネットサービス大手のテンセント（00700）や中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）などが香港終値を下回った。