25日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続伸。前場終値は前日比0.12%高の24714.83ポイントだった。中国企業指数は0.02%安の8792.77ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で636億6000万HKドル。
ハンセン指数は方向感に乏しい展開。小安く寄り付いた直後に下げに転じたものの、前引けにかけて切り返した。米長期金利の上昇一服を受けて、最近下げが目立っていたハイテク株が買い直されて相場を支えた。ただ、米商務省が24日、事実上の禁輸対象リストである「エンティティー・リスト」に中国企業を追加すると発表したこともあって、米国と中国の関係悪化に対する警戒感が強まり、一段と買い上がる勢いを欠いた。
個別では、ハイテク株のテンセント(
00700)、アリババ集団(
09988)、小米集団(
01810)が大きく買われた。カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)は大幅に続伸。前日安かった火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)も上げた。半面、電気自動車(EV)メーカーのBYD(
01211)が大幅に続落した。スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)と李寧(
02331)も安い。不動産株の下げが目立ち、長江実業集団(
01113)、華潤置地(
01109)、新世界発展(
00017)、龍湖集団(
00960)が下げた。