マーケット > 速報 |
指数: 15分ディレイ
|
|
|
|
||
24日の香港市場は軟調か。米長期金利の上昇が引き続き重荷となりそうだ。前日に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が続投する見通しとなったことを受け、23日に米10年債利回りは一時、前日比0.06%高い1.68%と約1カ月ぶりの高水準を付けた。米長期長期の上昇で香港を含む新興国市場から資金が流出する警戒感が高まり、投資家はリスクを取りにくくなる。高PERのハイテク株の売りもさらに強まる可能性がある。
一方、香港市場でハンセン指数は5営業日続落し、約1カ月半ぶり安値を付けたことから、自律反発を狙った買いが入り安い。中国当局が原材料価格の高騰や電力不足、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた中小企業への支援を強化する方針を示しており、政策の恩恵を受けるセクターが物色されやすい。また、利ざやの改善期待から金融株が買われれば、相場の一定の支えとなるだろう。 前日のNY市場でダウ平均が続伸した一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)、AIAグループ(01299)が香港終値を上回った半面、テンセント(00700)やアリババ集団(09988)が下回って引けた。香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を160ポイント超下回って寄り付くことになる。 |
|
||
23日のNY株式相場は高安まちまち。長期金利の上昇が続いたことを受けて、一部のハイテク株やグロース株が下落した一方、金融株やエネルギー株が上昇した。ダウ平均は終盤に222米ドル高まで上昇し、194.55米ドル高(+0.55%)と2日続伸して終了。ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、ユナイテッドヘルスなどが2%超上昇し、ダウ平均を押し上げた。S&P500は一時0.65%安まで下落したものの、0.17%高で終了し、3日ぶりに反発した。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は一時1.60%安まで下落し、0.50%安と2日続落して終了した。米10年債利回りは前日の1.632%から1.676%に上昇し、米国などが戦略的備蓄の放出を決める中、NY原油も2%超上昇した。S&P500の11セクターはエネルギー、金融、不動産、生活必需品など8セクターが上昇し、一般消費財、コミュニケーション、ITの3セクターが下落した。
決算発表銘柄も高安まちまち。売上高と利益が市場予想を上回ったダラー・ツリーが9.17%高となり、JMスマッカーも5.69%上昇した一方、弱い既存店売上高見通しなどが嫌気されたベスト・バイが12.31%安と急落した。ズーム・ビデオ・コミュニケーションズも予想を上回る決算を発表したものの、増収率の鈍化見通しが嫌気され14.71%安と急落した。引け後に決算を発表したノードストロームは利益が予想を下回り時間外で20%超下落。弱い決算や通期見通し引き下げが嫌気されたギャップも時間外で16%超下落した。 海外市況 |
|
||
23日の米株式市場で、中国ネット・IT株はまちまち。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比2.17%安の133.66米ドルと5営業日続落。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)は1.81%高の150.49米ドルと反発した。主な中国関連ネット・IT株の23日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):133.66米ドル(-2.17%) ■百度(BIDU):150.49米ドル(+1.81%) ■トリップ・ドットコム(TCOM):29.28米ドル(+0.17%) ■JDドットコム(JD):89.46米ドル(+2.00%) ■ウェイボー(WB):43.96米ドル(+3.73%) ■ネットイース(NTES):111.56米ドル(-1.50%) ■モモ(MOMO):12.63米ドル(-2.24%) ■レンレン(RENN):26.96米ドル(+2.04%) ■滴滴出行(DIDI):8.12米ドル(-0.12%) ■捜狐(SOHU):17.58米ドル(-0.17%) ■チーター・モバイル(CMCM):1.59米ドル(+6.00%) ■テンセント・ミュージック(TME):7.51米ドル(-1.57%) |
主要情報ヘッドライン |
ニュース |
レポート |