19日の香港市場は売りが先行か。前日大引け後にアリババ集団（09988）とJDドットコム（09618）が発表した7−9月期決算がともに市場予想から下振れし、NY市場で中国ネット大手の米預託証券（ADR）が下落した流れを引き継ぐと予想する。今週前半は中国当局によるハイテク企業統制が緩和されるとの期待が広がっていたものの、業績悪化を受けて失望売りが出そうだ。

　もっとも、前日のハンセン指数は続落して終値が11日以来1週間ぶり安値となっただけに、自律的反発を見込む買いが相場を下支えする展開がありそうだ。50日移動平均（18日大引け時点で25194.85ポイント）が下値のめどとして意識される可能性がある。

　18日の米株式相場は高安まちまち。S&P500とナスダック総合が最高値を更新した一方、バリュー株の比率が高いダウ平均が下落した。同日の香港株のADRは総じて下げた。中国インターネットサービス大手のアリババ集団やテンセントテンセント（00700）のほか、大型金融株の中国建設銀行（00939）やAIAグループ（01299）などが香港終値を下回って引けた。

　本日から取引停止になる銘柄と取引再開になる銘柄は次の通り。
　※ストックコネクト採用のA株とB株が対象

★以下の銘柄は本日から取引再開
該当なし

★以下の銘柄は本日から取引停止
該当なし

■ 11月19日（金）
【権利落日】龍佰集団（002601）(3Q配当）