18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.47%安の3520.71ポイントだった。深セン成分指数は0.90%安の14579.17ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆1243億2500万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた。前日のNY市場で中国ネット株が大きく売られたことが地合いを冷やした。市場全体を動かす目新しい材料が乏しい中、総じてマイナス圏でもみ合った。中盤には下げ幅を縮め、わずかながらプラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは続かなかった。上値の重さを嫌気し、大引けにかけて再びじりじりと下げ幅を拡大した。
セクター別では、文化・メディア・教育、ソフトウエアサービス、家電、通信が安い。半面、造船、バッテリー素材が全面高。化学、石炭も上昇した。
A株市場では、自動車部品の寧波均勝電子(
600699)、華域汽車系統(
600741)、自動車メーカーの広州汽車集団(
601238)の下げが目立った。医薬品メーカーの江蘇恒瑞医薬(
600276)、免税店運営の中国旅遊集団中免(
601888)、ゲーム関連の三七互娯網絡科技集団(
002555)、完美世界(
002624)も大きく売られた。半面、送電技術の国電南瑞科技(
600406)、太陽電池メーカーの協キン集成科技(
002506)、風力発電設備の新疆金風科技(
002202)や、宅配大手の順豊控股(
002352)、特定用途無線大手の海能達通信(
002583)が逆行高を演じた。
上海B株指数は0.04%安の278.01ポイント、深センB株指数は0.18%安の1160.09ポイント。