17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は7営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.46%安の25595.19ポイントだった。中国企業指数は0.56%安の9174.13ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で620億4000万HKドル。
ハンセン指数は寄り付いた後、終始マイナス圏でもみ合った。10月の中国主要経済指標の発表や、中国の習近平国家主席とバイデン米大統領のオンライン会談といった重要イベントを通過した後とあって、一服感が漂い、目新しい材料を欠いた。前日まで6営業日続伸し、10月26日以来、約3週間ぶり高値で終えただけに、利益確定売りが重荷となった。
個別では、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、香港不動産関連の九龍倉置業地産(
01997)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)が安い。中国ガラスメーカーの信義ガラス(
00868)が続落した。半面、電動工具大手の創科実業(
00669)が3%超の上昇。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)、石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、IT大手のテンセント(
00700)が堅調だった。