17日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。10月の中国主要経済指標の発表や、中国の習近平国家主席とバイデン米大統領のオンライン会談といった重要イベントを通過した後とあって、目新しい材料に欠ける中でもみ合っている。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.05％安の3519.89ポイントで推移。セクター別では、酒造や貴金属、石油が安い半面、新エネ金属やガス、化学肥料などが買われている。

                        終値     前日比   騰落率

NYMEX原油 中心限月       80.76    -0.12    -0.15%

COMEX金 中心限月       1854.10   -12.50    -0.67%

LME銅 3カ月物          9560.85  -112.00    -1.16%

LMEアルミ 3カ月物      2570.98   -85.87    -3.23%

　17日の香港市場でハンセン指数は反落スタート。10月の中国主要経済指標の発表や、中国の習近平国家主席とバイデン米大統領のオンライン会談といった重要イベントを通過した後とあって、一服感が漂う。前日まで6営業日続伸し、10月26日以来、約3週間ぶり高値で終えただけに、利益確定売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.48％安の25589.71ポイントで推移。個別では、マカオカジノの銀河娯楽（00027）、サンズ・チャイナ（01928）、本土不動産デベロッパーの華潤置地（01109）、龍湖集団（00960）、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技（02382）が安い。中国ガラスメーカーの信義ガラス（00868）が続落している。半面、自動車・電池メーカーのBYD（01211）、電動工具大手の創科実業（00669）が堅調。