週明け15日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前週末の米株高が好感されたほか、中国の習近平国家主席とバイデン米大統領のオンライン会談を日本時間16日に控え、米中関係の改善に期待する買いも入ったもよう。

　指数は日本時間午前10時42分現在、前営業日比0.28％高の25399.60ポイントで推移している。個別では、時価総額が大きいAIAグループ（01299）やテンセント（00700）が買われ、相場の上昇を主導。医薬品関連の薬明生物技術（02269）、阿里健康（00241）も高い。一方で不動産株の下落が目立ち、碧桂園服務（06098）、碧桂園（02007）、華潤置地（01109）、中国海外発展（00688）などがそろって売られている。

　週明け15日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。前週末の米株高が好感されているほか、中国の習近平国家主席とバイデン米大統領のオンライン会談を16日に控え、米中関係改善への期待も買いを支えているもよう。ただ、小売売上高や鉱工業生産など主要経済指標の発表を日本時間午前11時に控えて様子見ムードも広がり、上値を抑えている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前営業日比0.14％高の3543.88ポイントで推移している。セクター別では、自動車、食品・飲料、電子ITなどが買われる半面、化学肥料、鉄鋼、石炭などが売られている。

                                 始値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3542.90      3.80      0.11

 上海B株指数                    271.61     -0.08     -0.03

 深セン成分指数               14724.34     18.97      0.13

 深センB株指数                 1162.82      0.38      0.03

 滬深300指数（CSI300指数）     4894.41      6.04      0.12