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11日の香港市場は反落か。米長期金利の上昇を受け、10日の米株式市場でハイテク・グロース株が幅広く売られた流れを引き継ぐと予想する。米10月消費者物価指数(CPI)が市場予想を超える高い伸びだったことで、インフレ懸念が強まるだろう。中国国家統計局が10日発表した生産者物価指数(PPI)も前年同月比の上昇率が過去最大だった。また、NY原油先物相場の下落が関連銘柄の売り材料となりそうだ。
もっとも、債務問題に揺れる中国の不動産業界で、政府系企業が主導する統合再編が進むとの期待から買いが入り、相場を下支えする展開がありそうだ。中国メディアの財聯社は10日、一部の中央企業(中国中央政府が管轄する国有企業)が当局に対し、不動産分野でのM&Aについて「三条紅線」(3つのレッドライン)と呼ばれる不動産部門の負債比率規制を緩和するよう求めたと報じた。ブリンケン米国務長官が10日、オンライン形式の米中首脳会談が近く開かれる見通しを示したことも、投資家心理を支えるだろう。 10日のNY市場で、ダウ平均とナスダック総合はともに続落した。同日の同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、ハイテク株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、銀行株のHSBC(00005)と中国建設銀行(00939)がそろって香港終値を下回って終えた。一方、きょうの香港市場ではハンセンテック指数の構成銘柄であるSMIC(00981)、華虹半導体(01347)、瑞声科技(02018)が2021年7−9月期決算を発表する。 |
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10日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて堅調。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比2.36%高の163.97米ドルと反発。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)は0.04%安の161.56米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の10日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):163.97米ドル(+2.36%) ■百度(BIDU):161.56米ドル(-0.04%) ■トリップ・ドットコム(TCOM):30.38米ドル(-0.10%) ■JDドットコム(JD):77.74米ドル(+0.71%) ■ウェイボー(WB):44.08米ドル(+1.47%) ■ネットイース(NTES):103.18米ドル(+2.33%) ■モモ(MOMO):12.88米ドル(0%) ■レンレン(RENN):27.80米ドル(+0.65%) ■滴滴出行(DIDI):8.95米ドル(+10.22%) ■捜狐(SOHU):20.63米ドル(+1.48%) ■チーター・モバイル(CMCM):1.63米ドル(-2.40%) ■テンセント・ミュージック(TME):8.00米ドル(+0.63%) |
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ADR終値に基づく本日のハンセン指数の寄値目安は前日比91.3ポイント安
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