週明け8日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前営業日比0.57%安の24728.63ポイントだった。中国企業指数は0.52%安の8774.76ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で691億2000万HKドル。
ハンセン指数はマイナス圏の狭いレンジでもみ合って前場の取引を終えた。中国政府の企業統制が景気に及ぼす影響への懸念が根強いなか、きょう開幕した中国共産党の第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が打ち出す経済政策の指針を見極めたいとして、積極的な買いが手控えられたもよう。大型ネット株が売られ、相場の重荷となっている。もっとも、10月の米雇用統計で雇用者数の増加幅が市場予想を上回り、前週末5日の米株式相場が上昇したとあって、下値を売り込む動きは限られた。
個別ではインターネット・プラットフォーム企業のテンセント(
00700)とアリババ集団(
09988)、美団(
03690)が前週末に続いて下落。医薬品株の薬明生物技術(
02269)と中国生物製薬(
01177)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)はそろって大幅に続落した。半面、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)が大幅に続伸。カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)も高い。