週明け8日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。きょう開幕した中国の第19期中央委員会第6回全体会議（6中全会）が打ち出す経済政策の指針を見極めたい投資家が積極的な買いを手控えているもよう。大型ネット株が売られ、相場の重荷なっている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前営業日0.71％安の24695.04ポイントで推移している。個別では、インターネット・プラットフォーム企業のテンセント（00700）とアリババ集団（09988）、美団（03690）がそろって下落。医薬品株の薬明生物技術（02269）は大幅に続落した。半面、火鍋チェーンの海底撈国際（06862）が大幅に続伸。カジノ株の銀河娯楽（00027）とサンズ・チャイナ（01928）も高い。

　週明け8日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。中国共産党第19期中央委員会第6回全体会議（6中全会）がきょうから11日まで開かれるとあって、内容を見極めようと様子見ムードが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前営業日比0.06％安の3489.40ポイントで推移している。セクター別では、電力、電子部品、食品・飲料などが売られる半面、航空・空港運営、観光・ホテルがほぼ全面高。貴金属、石油、鉄鋼なども買われている。

                                 始値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3491.97      0.40      0.01

 上海B株指数                    268.86      0.36      0.13

 深セン成分指数               14451.59    -11.03     -0.08

 深センB株指数                 1155.95      1.58      0.14

 滬深300指数（CSI300指数）     4841.15     -1.20     -0.02